現場での経験を積極的に積む

プログラマーにとって基本的なキャリアアップ法は、現場で経験を積むことである。
少しずつ難しい仕事に取り組むことで、より責任ある立場で働けるようになるだろう。
しかし、勤務先から与えられる仕事は自分で選べないのが通例なので、効果的なキャリアアップにつながりにくい場合もある。
そこで、個人的な学習の時間を設けることが大切になる。

プログラミング言語には一定のトレンドがあるので、最新のトレンドに触れておくと社内で活躍できる可能性が高まるだろう。
日常的な仕事や個人的な学習には、積極性が欠かせない。
積極的な姿勢を取れないと、能力の伸びが鈍くなるおそれがある。
日常の仕事をこなしつつ学習に取り組むのは負担があるので、時間や体調の管理能力も大切だ。

個人としてのキャリアアップに対し、組織の一員としてのキャリアアップは少し様子が変わる。
社内での経歴が長くなり、責任ある立場になるほど指導・監督の仕事が増える傾向にあるのが一般的だ。
個人として仕事に取り組むのと、部下を持つ立場で働くのは仕事上の課題が異なる。
部下の成長やチームとしての業績が監督者の評価につながるため、コミュニケーション法について学ぶのも大切になる。
指導・監督のスキルはプログラマーの職務と直接の関連はないが、キャリアアップには欠かせない。
ある程度の協調性や、相手の話をよく聞く姿勢を見せられる人物であれば、監督者としてもよい結果を出していけるだろう。
社内で立場が変わると研修が用意されることがあるので、積極的に利用すると良いだろう。